\図書コーナーのおすすめ本の紹介です/

『生きがいについて』
著者 :神谷美恵子
出版社:みすず書房(2004年10月)
神谷美恵子氏は日本の精神科医。哲学書、文学書の翻訳家でエッセイストでもあります。
「戦時中の東大病院精神科を支えた3人の医師の内の一人」、「戦後にGHQと文部省の折衝を一手に引き受けていた」、「美智子皇后の相談役」などの逸話でも知られています。
「いったい私たちの毎日の生活を生きるかいあるように感じさせているものは
何であろうか。ひとたび生きがいを失ったら、どんなふうにして
また新しい生きがいを見いだすのだろうか」と語る著者。
多くの人を慰め力になってきた著者の言葉には胸を打つものがあります。
1966年の初版以来、増版を重ね、執筆当時の日記を付して混迷の時代にこそ贈りたいと神谷美恵子コレクションとして出された5冊のうちの一冊。
自分を見失いそうになった時に、参考にされてみていはいかかでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。